クローン病の原因って解明されてる?
クローン病に限らずIBDの原因は、かつては食生活の欧米化や生活習慣の変化や乱れなどが考えられていましたが、現代では直接的な関係はないと考えられています。
何故なら、日本に限らず世界中に患者はいますしね。
食も生活習慣の乱れもストレスも、増悪因子(病気を悪化させてしまう要因)ではありますが、原因(病気を発症する根本的な要因)ではありません。
『じゃあなんで発症しちゃうの?しない人とする人の違いは?』ですが、難病なのでまだ正解といえるエビデンスはありませんが、『先天的』と考えられています。
そもそもIBDは炎症性腸疾患である前に、『先天性自己免疫疾患』なのです。広義でいえば膠原病の仲間に近いともいえるでしょうか。
つまり私の場合、先天性自己免疫疾患の中にある炎症性腸疾患の中のクローン病、なわけですね。
先天性自己免疫疾患ってどんな症状なの?
多種多様な疾患がありますので1つの答えで正解とはいきませんが、イメージとしては端的に言いますと『自己免疫が極端に少ない、全然仕事してくれない、あるいは外敵と間違えて自分を攻撃しちゃってる』そんな病気です。
乱暴な表現で受け入れ難いかもしれませんが、『遺伝子に刻まれた免疫機構に関する設計図の欠陥』と、少なくとも私はそう解釈しています。
最近の研究では、とりわけ腸管のリンパ球がなんらかの理由で過剰に反応していると考えられています。
ですので『後天的自己免疫疾患』の代表的なHIVウイルスによるAIDSとは明確に異なります。AIDSは感染性であるという点と、HIVウイルスが自己免疫を殺してる、つまり外敵によるものの自己免疫不全ですから、根本的に異なります。
先天性自己免疫疾患は他にも様々ありますが、興味深い例ですと『悪性リウマチ』が挙げられます。
なにが興味深いかと言いますと、悪性リウマチは『自己免疫が自分の間接部を攻撃している病気』。これに対しIBDは『自己免疫が自分の消化器を攻撃している病気』。攻撃対象が違うだけで、起きてる現象に違いはないのです。
つまり悪性リウマチも広義ではクローン病の仲間といえるでしょう。
クローン病の治療に用いる薬を悪性リウマチにも使われていることからもそう捉えることができるかと思います。
次回、『クローン病の症状-①』に続きます。
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