『ワクチン接種について』
今回は、「ワクチンってどんなもの?」、「IBDの場合、やったほうがいいの?やらないほうがいいの?」、ワクチン接種の意義についてお話します。
ワクチンってどんなもの?
そんなに深い話でもないのでサラっとお話しますが、
人間の身体は、一度侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体が再び体の中に入ってきたとき、感染・発症させないためのシステム『免疫』がありますよね。
過去侵入してきた病原体を記憶し、いつでも病原体と戦う備えをしてます。
この免疫システムの記憶力を利用したものが『ワクチン』です。
ワクチンは自然感染のように実際にその病気を発症させ記憶させるのではなく、病原体の毒性を弱めたり、無毒化にしたりした安全な病原体を予め体内に入れて免疫を作ります。
こうして、いざ病原体が入ってきたとしても事前に作っておいた免疫で撃退できるようになり、病気にかかりにくい、病気にかかっても重症化しにくいようになってます。
ココ大変重要で、多くの方が誤認識しているのが、『ワクチンを打てば感染しない』と認識していることが少々問題かと私は思って、います。
感染症予防に絶対はありません。100%はないのです。
ワクチン接種はあくまでも感染・発症の確率を大きく下げるための手段であり、絶対的防御ではありません。
【かかりにくい、重症化しにくい=かからない、重症化しない】
ではありません。
IBDの場合、ワクチンの適応は?
私たち免疫疾患の場合はちょっと変わってきますね。
弱毒・無毒化したワクチンでも『感染』してしまうこともあるのです。それだけ弱っちぃ。
私の場合ですとインフルエンザのワクチンでも打った30分後には高熱でてタミフル飲むことになるという、自然感染と変わらない状態。病院栄養士時代2年連続でそうだったので以後はインフルエンザの予防接種はしていません。
小児の混合ワクチンなどは基本的には問題ないとされてますが、小児IBDよお子さんがいる方は先生とあらかじめ相談しておくことが望ましいでしょう。
『ではコロナは?』と言いますと、みんながみんなワクチンで感染しちゃうわけじゃありませんし、打ったらどうなるっていう感染もワクチンによる副反応も確かなエビデンスもありませんし、先生としては
「んー、イイともダメともいえないから自己判断で。でも個人的には避けといたほうがいいとは思うな」と。
私も同意なのでコロナのワクチンも一度も打っておりません。
ワクチン接種の意義は、自分が感染しにくくなることは勿論、そしてなにより他人に移さないことにあります。
大勢が接種することによって感染者が減る、そして感染しても他人へ移しにくい、拡大化しにくくなる、集団でありながらまるで一個の人間の自己免疫のように外敵に対しアプローチする、それが『集団免疫』です。
私たちにとっては、打てる人たちが打って集団免疫を獲得して私たちに感染させないようになってくれるとありがたいことですが、普通の人でも任意ですからね。
強要はできませんし、個人の意思を尊重するしかありません。
コメント