9月の映画まとめログ(2025)

きくらげ雑多ブログ
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9月の映画まとめログ(2025)

今月はいつも通りホラー多め。何度も観たいと思える名作から、観る人によっては生理的に無理なものまで幅広く堪能しました。

※この記事ではネタバレを避け、個人視聴ログとして簡単な感想のみをまとめています。レビュー⭐評価はしていません。あくまでも個人の印象です。

一部の作品については、別館にてネタバレ込みで深掘りトークを行っています。

興味のある方は、別館「ホラー館」ラベルをご覧ください。

 

■ エルム街の悪夢(1984・アメリカ)
監督:ウェス・クレイヴン

【あらすじ(ネタバレなし)】
若者たちが同じ悪夢を見るようになり、眠ること自体が命取りになる異常事態が起こる。夢の中で現れる謎の殺人鬼は、現実世界にも影響を及ぼし始める。
「眠ったら終わり」というシンプルかつ革新的な設定で、80年代スラッシャーホラーの象徴となった作品。

▶️感想:
名作中の名作ですよね、昔から志村けんさんとかがコントでオマージュしたりしてたから、観たことなくても【怪人の風貌】は知ってる、って方も多いかと。
父親で刑事役の方は『燃えよドラゴン』にも出演してたジョン・サクソン。そして今回観て新発見!学校の先生のほんのちょっとしかでてこないモブ女優さん、「あれ?エリーズ婆ちゃん?(映画インシティアスの主役級キャラ)」と思って調べてみたらやっぱりリン・フェイさんだった!40年前!若い!こういう発見あるから面白い。ジョニー・デップも若くて、知ってても別人に見えるくらい違う。
ちなみにですが、きくらげはなるべく円盤で観る派なんですね、円盤ですと別バージョンの結末も観れますよ👍

 

■ D.N.A/ドクター・モローの島(1996・アメリカ)
監督:ジョン・フランケンハイマー

【あらすじ(ネタバレなし)】
遭難した青年が流れ着いた島は、遺伝子操作によって人間と動物を融合させる実験が行われている孤島だった。
科学の暴走と倫理の崩壊が、次第に島全体を狂気へと導いていく。原作小説を大胆に現代化したSFスリラー。

▶️感想:
原作が100年以上前という、え?そんな時代にこんな小説書いたの?天才じゃん!ですよね。
子供の頃だったかな、テレビ放送されたのを観たとき、母は「気持ち悪い悪い」と口にしてましたね。後々、たくさん映画観るようになって評価とかも見るようになったけど、やっぱり一定数は「生理的に無理!」っていう声ありますね。【猿の惑星】と似た感じですかね、その生理的嫌悪感をたとえるなら。
勿論きくらげは大好物。面白いんですよ本当!!名作です!

 

■ ドクター・モローの島(1977・アメリカ)
監督:ドン・テイラー

【あらすじ(ネタバレなし)】
人里離れた島で、動物を人間へ近づける禁断の実験を行う科学者・モロー博士。
文明と野生、理性と本能の境界が崩れていく中で、人間とは何かを問いかける。
原作に比較的忠実な構成のクラシック版。

▶️感想:
DNAより前に製作された、同じ小説原作の映画ですね。こっちの古いほうはレビューなんかでは作りがチープ、なんて言われてますが、きくらげは全然気にならないです。こっちはこっちでまた良いんですよね!!
また、クライマックスの動物とスタントマンとのアクションが、今では考えられない撮影なので、そこは今こそ見応えあるとこですね。

 

■ 日本沈没(2006・日本)
監督:樋口真嗣

【あらすじ(ネタバレなし)】
日本列島が地殻変動によって沈没の危機に直面する。
政府、科学者、一般市民それぞれの立場から、国家存亡の局面が描かれる。
特撮技術と人間ドラマを融合させたディザスターパニック作品。

▶️感想:
地震や津波といった大災害があったときにはサブスクとかで配信されなくなった、ってくらいにはショッキングな内容です。ただ悪い意味じゃなくて、それだけリアリティが高いんです。
こうも年々気象異常やら地震やらが続くと、こういう作品で最悪の事態を脳内シミュレートするのに重要な資料になりますね。災害対策は大事!
この作品、ほんとにすっごく色んな機関の全面協力で製作されたもので、深いし勉強にもなります。地球深部探査船『きちゅう』を撮影に使っていて、ド迫力!!ちなみにこの船、国家プロジェクトの海底からレアアースを採掘する計画などに使われてます。

 

■ 予言(2004・日本)
監督:鶴田法男

【あらすじ(ネタバレなし)】
新聞紙に書かれた「未来の記事」が現実になるという怪現象が発生する。
不可解な予言を巡り、人々は恐怖と疑念に飲み込まれていく。
日常に潜む違和感を積み重ねる、Jホラーらしい静かな恐怖が特徴。

▶️感想:
展開はとてもわかりやすく、それだけに結末がどう転がるか、どのパターンでくるか、そんなワクワクがあります。お話は王道も王道な安定感ですよ。グロ要素もないですし、ホラーとはいってもオバケ系でもないので、ビギナーさんにもオススメできますね。

 

■ ある用務員(2021・日本)
監督:阪元裕吾

【あらすじ(ネタバレなし)】
学校の用務員として働く男は、裏の顔として凄腕の殺し屋だった。
淡々とした日常と突如として訪れる暴力が交錯する。
低予算ながら実戦的なアクションと独特のユーモアが光る作品。

▶️感想:
この作品からすべてはじまった・・・(『最強殺し屋伝説国岡』とか『ベイビーわるきゅーれ』とか)。
ちょっとヤクザの方々が何言ってるか聞き取りづらいんですけど、聞き取れなくてもストーリーは十分わかりますよ。アクションの連続はやっぱり見応えありますし、ベイビーわるきゅーれの原型となったコンビ、とくに伊澤彩織さんのアクションは必見!

 

■ YUMMY(2019・ベルギー)
監督:ラース・ダモワゾー

【あらすじ(ネタバレなし)】
医療ツーリズムで訪れた病院が、ゾンビ感染の発生源となってしまう。
逃げ場のない病院内で、次々と惨劇が展開される。
スプラッター要素を前面に押し出した、ブラックユーモア強めのゾンビ映画。

▶️感想:
結構、コメディ要素多いですよ。救いようのないところが笑えます。結末もまた、うん!そうだよね!って感じ。
気軽に観やすいかと思いますけど、グロ強めなのでビギナーさんにはオススメできないかな。

 

■ ザ・ファーム 恐怖の食物連鎖(2018・アメリカ)
監督:ハンス・スタイル

【あらすじ(ネタバレなし)】
ドライブ中に迷い込んだ農場で、若者たちは異様な体験をする。
そこでは人間が“家畜”として扱われていた。
食と倫理をテーマにした、ショッキングな設定のスリラー。

▶️感想:
もう、予告編とかトレーラーのまんま、な作品です。生理的に無理って方は多いんじゃないかなと思います。とはいってもグロ要素はほぼなく、倫理的にグロい感じですね。
なにを伝えたいか、というのがちょーっとわかりにくい作品ではありますね。かなり映画を深く考察して評論できる人でないと、そーゆーのはわかんないかな。

 

■ イン・ザ・トラップ 精神崩壊(2019・アメリカ)
監督:デヴィッド・シルヴァーマン

【あらすじ(ネタバレなし)】
幼少期に妹を惨殺された過去を持つ青年フィリップは、以来「正体不明の霊的存在」に悩まされ続けてきた。
母は息子を守るため信仰にすがり、祈りと儀式を続けるが、成長したフィリップの精神は次第に追い詰められていく。
彼が感じている存在は霊なのか、それとも心の病なのか。現実と妄想の境界が曖昧になる中、真実が少しずつ明らかになっていく。

▶️感想:
あ、なるほど!って、だんだんわかってくるので、たるまないし楽しめます。精神の問題?ほんとに悪魔的ななにか?観ながら考えられます。
結末もちょっと意外な形で面白かったですよ。

 

■ トーク・トゥ・ミー(2022・オーストラリア)
監督:ダニー&マイケル・フィリッポウ

【あらすじ(ネタバレなし)】
若者たちの間で流行する、霊を呼び出す遊び。
軽い好奇心から始まった儀式は、次第に取り返しのつかない事態を招く。
現代的な感覚で描かれる、容赦のないホラー。

▶️感想:
こぉれは、ドラッグにハマってしまう若者テーマ作品をそのまま降霊に置き換えた感じですかね。暗喩ですね。
かなり、酷い(作品がじゃなくて主人公の性格が)ので、ろくな結末にならないことは予想範囲内ですけど、どこまで堕ちていくのかな、っていうのを観る作品ですかね。

 

■ パラノーマル・アクティビティ 第二夜 Tokyo Night(2010・日本)
監督:長澤雅彦

【あらすじ(ネタバレなし)】
事故で歩けなくなった女性のもとに、不可解な現象が起こり始める。
日本の住宅事情と日常風景を舞台に、じわじわと恐怖が侵食していく。
海外作品の設定を、日本独自の空気感で再構築したスピンオフ。

▶️感想:
オリジナルのパラノーマル・アクティビティの1ヶ月後?くらいのお話です。オリジナルとの因果関係がちゃんとある、正統なスピンオフって感じでした。
まぁツッコミところはちょいちょいありますが、最後までしっかり楽しめましたよ。

 

■ こっくりさん 本当にあった怖い話(1999・日本)
監督:白石晃士

【あらすじ(ネタバレなし)】
女子高の教室で起きた、クラスメイト殺害事件。
犯人とされた少女は「こっくりさんに取り憑かれていた」と語る。
事件の真相を追うテレビレポーターと被害者の友人は、次第に“遊び”として行われていた降霊儀式の裏に潜む異常性に気づいていく。
都市伝説と現実の犯罪が交錯する、ドキュメンタリータッチのホラー。

▶️感想:
いつもハズレ上等でランダムにタイトルだけで選んでる中の1つなんですけど、アタリって思いましたね。こっくりさんなんてよくある話ですよね、それをよくまとめた作品だなって思いました。純粋に面白かった。
いやぁそれにしても、この手の作品観るたび思うのは、『こっくりさん』と『ウィジャボード』だけはやっちゃダメよね!!

 

はいっ、というわけで今月はこんな感じでした。豊作でしたね~どれも見応えあった!
まぁ、観たことある作品も多々あるんですけどね。生理的に無理系の作品って、きくらげ個人は頭の中でフィクションって切り離して観れるから全然問題なく楽しめるんですけど、伝えたいこと、テーマが難しいんですよね。こういうのはあとから考察とかを調べると、「ほーぅ、なるほど」、ってなります。

それでは、お付き合いありがとうございました。また来月お会いしましょう。

 

今月観た映画でもう少し踏み込んだ話は別館にまとめています↓

もっと見たい方はこちら
⚠ 注意: この先はネタバレを含み、ホラー特有の流血や少しグロテスクな表現に触れています。苦手な方や18歳未満の方はご遠慮ください。ご覧になる際は自己判断でどうぞ。

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