【9月の映画まとめ】
このシリーズは、きくらげの映画鑑賞メモです。
ネタバレを避けた軽いあらすじと、見終わった直後の印象だけを残しています。
今月は仕事が忙しく、鑑賞本数はいつもより少なめでした。
その分、気軽に楽しめるゾンビ映画や、以前から好きな作品を改めて見返す時間もあり、肩の力を抜いて映画を楽しめた一か月だったように思います。
※この記事ではネタバレを避け、個人視聴ログとして簡単な感想のみをまとめています。レビュー評価はしていません。あくまでも個人の印象です。
一部の作品については、別館にてネタバレ込みで深掘りトークを行っています。
興味のある方は、別館「ホラー館」ラベルをご覧ください。
■ フィフス・ウェイブ(2016・アメリカ)
監督:J・ブレイクソン
【あらすじ(ネタバレなし)】
突如として地球へ飛来した謎の存在は、人類を滅ぼすため”五つの波”と呼ばれる段階的な攻撃を開始する。
停電、天災、疫病などによって文明は崩壊し、生き残った人々も極限状態へ追い込まれていく。
高校生キャシーは家族と離ればなれになり、弟を救うため危険な旅へ出ることになる。
その途中で一人の青年と出会うが、誰を信じるべきなのか判断できない状況が続く。
侵略者の正体も分からないまま、人類同士の疑念は深まっていく。
終末世界を舞台にした、SFサバイバルアクション。
▶感想:
設定はかなり面白い作品でした。フィフス、5回の波。侵略系のが観たくて選んだのですが、どういうふうに侵略していくのか、それが他とは違って良かったです。序盤の世界崩壊までは特に引き込まれます。
でも、本編はじまるまでが長い。そして、地球侵略というスケールのわりに、ドラマが薄い。原作はシリーズらしく、この映画はプロローグ的なところまでしか描いてないそうなので、ドラマ薄いのは仕方ないです。
もう少しシリーズ展開を見てみたかった作品ですね。最初から3部作にすれば良かったのに。
■ ボディハント(2012・アメリカ)
監督:マーク・トンデライ
【あらすじ(ネタバレなし)】
高校生エリッサは、母親と共に新しい町へ引っ越してくる。
近所には一家惨殺事件が起きた家があり、その唯一の生存者ライアンは周囲から孤立していた。
エリッサはライアンと交流を深めるが、町では今も事件の噂が絶えない。
少しずつ事件の真相を知ろうとする中で、不自然な出来事が続き始める。
人間関係の裏に隠された秘密は、予想外の方向へ物語を動かしていく。
静かな空気の中で進むサスペンススリラー。
▶感想:
ホラーというよりサスペンス寄りでした。視聴者には怪しいってある程度わかるんですけど、確信的なことは読ませない。わかってからは一気に展開されます。程よい緊張感とどうなる?が続くので、大きな派手さはありませんが、最後まで飽きずに観られます。
怪物は最初から怪物なわけではない、そんな作品で、切なさもあり、少しばかりの救いもあり、結末は綺麗。雰囲気とドラマ重視の作品で面白かったです。
■ ファミリー⭐ウォーズ(2025・日本)
監督:阪元裕吾
【あらすじ(ネタバレなし)】
平凡な家族のもとへ、ある出来事をきっかけに危険な裏社会が関わり始める。
思いもよらない事件へ巻き込まれた家族は、生き残るため必死に行動を開始する。
それぞれが個性的な能力や価値観を持ちながらも、家族として支え合っていく。
一方で敵側にも強烈な個性を持つ人物が次々と登場し、事態はさらに混沌としていく。
激しいアクションの中にも、阪元作品らしいユーモアと人情が描かれる。
笑いとバイオレンスを融合させた痛快アクションブラックコメディ。
▶感想:
阪元監督の原点を立ち返ろう、というつもりで久々に観ました。うん、何度観ても坂元監督らしさ、その原液が存分に詰まった作品でした。
まさに闇鍋。でも、闇は闇でも鍋としてちゃんと成立してる、すごい作品です。
アクションだけでなく、家族を描くドラマとしてのメッセージ性が妙に生々しく、非常に面白いです。ですが、オススメできるかというと別問題。様々なジャンルのやっていいことギリギリラインを攻めて攻めた作品。嫌悪感を抱く人もいるかと思うので、観てほしいと思いつつ、オススメできる作品ではない。映像関係の仕事に就きたい方には是非、ですね
■ 死霊伝説 呪われた町(2024・アメリカ)
監督:ゲイリー・ドーベルマン
【あらすじ(ネタバレなし)】
長年離れていた故郷へ戻ってきた作家ベンは、町に漂う異様な空気に違和感を覚える。
子どもの頃から残る屋敷や住民たちには、どこか説明できない不気味さがあった。
やがて町では不可解な失踪や異変が相次ぎ、ベンもその出来事へ巻き込まれていく。
調査を進めるにつれ、町に古くから根付く恐ろしい秘密が浮かび上がる。
スティーヴン・キング原作らしい閉鎖的な町の空気と、人間ドラマが重なっていく。
吸血鬼伝説を現代的に描いたゴシックホラー。
▶感想:
さすがキング。この一言に尽きますね。映画としては原作へのリスペクトを感じる作品でした。
キャリーよあとの長編で原作は75年。この頃にこれ書いたのかぁと思うととにかくすごい。ホラージャンルの系譜、文法を崩さずしてキングらしく昇華されてるので、見応えあります。
後のキング作品への派生も窺えて、非常にキング作品らしい空気感が楽しめました。
■ ゾンビランド(2009・アメリカ)
監督:ルーベン・フライシャー
【あらすじ(ネタバレなし)】
ゾンビによって文明が崩壊したアメリカで、生き残った青年コロンバスは独自の”生存ルール”を守りながら旅を続けていた。
旅の途中で個性的な仲間たちと出会い、それぞれ異なる目的を持ちながら行動を共にする。
ゾンビとの戦いだけでなく、人間同士の距離も少しずつ縮まっていく。
コミカルなやり取りと派手なアクションを交えながら、旅は続いていく。
終末世界でありながら、どこか明るい雰囲気が作品全体を包んでいる。
ゾンビ映画とロードムービーを融合させた人気作。
▶感想:
忙しいときは気軽にコメディ。何度観ても楽しい作品です。
ゾンビ映画としてのクオリティ、ゾンビメイク、動き、ゴア。そして終盤のパニック展開。こうしたゾンビ文法を崩さずしっかりやってるのに、作品はコメディって印象が強く残るバランス。気軽に笑って観られるバランスが絶妙なんですよね。ネタのぶっこみ方も面白い。
シリーズの原点としてやはり完成度が高いですね。
■ ゾンビランド:ダブルタップ(2019・アメリカ)
監督:ルーベン・フライシャー
【あらすじ(ネタバレなし)】
ゾンビとの戦いから年月が経ち、コロンバスたちは疑似家族のような生活を送っていた。
しかし、それぞれの価値観の違いから再び旅へ出ることになる。
新たな仲間や進化したゾンビも登場し、一行の旅はさらに賑やかなものになっていく。
コミカルな掛け合いはそのままに、新たな危機や人間関係も描かれる。
終末世界でありながら前向きな雰囲気は健在。
シリーズらしい笑いとアクションが詰まった続編。
▶感想:
続けて観ますよね、これは。前作の空気感をしっかり受け継いでます。むしろバージョンアップ。
たいがい、続編って薄くなりがちですけど、こよ作品ではなにもかもがバージョンアップしつつ、ちゃんとゾンビランドなんです。ネタの情報量が多くて知らないネタもあるかもですが、知らなくてもちゃんと笑かしてきます。肩の力を抜いて楽しめる続編です。
キャラクター同士の掛け合いも相変わらず最高でした。
■ 俺たちのアナコンダ(2024・アメリカ)
監督:タイラー・ジェームズ
【あらすじ(ネタバレなし)】
売れない映像クリエイターたちは、一攫千金を狙って巨大アナコンダの噂がある地域へ向かう。
半信半疑で撮影を続ける中、本当に巨大な蛇の存在が明らかになっていく。
逃げ場の少ない自然の中で、仲間たちは次々と危険へ巻き込まれていく。
低予算らしい勢いとユーモアを交えながら物語は進む。
モンスター映画らしい王道展開を楽しめる内容になっている。
巨大蛇をテーマにしたB級モンスターパニック。
▶感想:
B級映画、といっていいかわからない、アナコンダをB級とするならB級だけど、情熱もクオリティもただのコメディじゃないです。
ちゃんと、アニマルパニックホラーをやりつつも、キャラたちがバカなのでなにもかもがコメディになる。それでいて、原点のアナコンダを雑に扱わない、むしろ大事に扱ってる。
タイトルの名に恥じないアナコンダ愛の詰まったコメディ作品で、深く考えずに観るとちょうど良い作品です。
巨大生物映画好きなら十分楽しめます。
■ 死霊高校(2014・アメリカ)
監督:クリス・ロフィング/トラヴィス・クラフ
【あらすじ(ネタバレなし)】
高校の演劇部では、卒業公演として呪われた戯曲を上演する計画が進められていた。
しかしリハーサルが始まると、舞台の上では不可解な現象が起こり始める。
学校全体は次第に混乱へ包まれ、生徒や教師たちは異常事態へ巻き込まれていく。
物語はハンディカメラやSスマホカメラなどの映像を多用しながら進行していく。
現代的な演出を取り入れたファウンド・フッテージ作品。
学校という閉鎖空間で怪異が広がっていくホラー。
▶感想:
邦題が酷すぎる。けど、映像表現は良かったです。POV形式ですが、ハンディカメラとスマホのナイトモードと2つのカメラを使って、空白の時間を作らせない。POV形式でもかなり観やすいです。
探索型ホラーゲームみたいな雰囲気もあり、だんだんわかつてくる真実も良く、特徴的な作品でした。
ただ、1つだけ設計に穴があって、それが無駄に謎を深めてしまってたのは惜しい。安定感あるブラムハウスらしくない部分でしたね。
でも、それを差し引いても十分に楽しめる作品でした。
【9月まとめ】
今月は仕事が忙しく、鑑賞本数はいつもよりかなり少なめでした。
その分、『ゾンビランド』シリーズのように気軽に楽しめる作品を見返したり、『ファミリー⭐ウォーズ』のような勢いのあるアクション作品もとい闇鍋でリフレッシュできた1ヶ月だったように思います。
一方で、『フィフス・ウェイブ』『死霊伝説 呪われた町』『ボディハント』など、じっくり物語を楽しむ作品もあり、本数は少なくても内容はバランスの取れたラインナップになりました。
忙しい時期だからこそ、その時の気分に合わせて映画を選ぶ楽しさを改めて感じられた1ヶ月でした。
本記事は鑑賞記録としての内容に限定しています。
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