はじめに
私は特定疾患のクローン病患者です。
小腸・大腸型クローン病、手術歴3回(再手術、人工肛門閉鎖を加えて5回)。
現在は寛解期を維持できており、仕事もなんとかやっていけてる状態ですが、発症から三回目の手術に至るまでは本当に大変でした。
ここではそんなクローン病について体験談を交えてお話していきたいと思います。
※医師ではありませんので完璧な説明はできません。事実との差異もあるかと思いますが、あくまでも知らない方にわかりやすくイメージしやすい表現を用いてお話させていただきますので、ご理解お願いいたします。
より深く専門的なことを知りたい方は、専門病院のコラムなどに詳細な解説がございますので、そちらを閲覧くださいませ。
※病状説明のためお通じ(ウ◯チ)の話もございますので不快に感じる方もいらしゃると思います。
そういった方は閲覧をお控えくださいませ。
クローン病ってどんな病気?
さて、クローン病ですが、「そもそもクローン病ってなんなの?」という疑問からお話したいのですが、難病ですのでなかなか説明の難しいもので、まずは前提的なざっくりした概要から、順を追って説明したいと思います。
まず、『クローン病』とは、口から肛門までの一本の管(これを消化器といいます)のすべての部位において炎症が起き、発熱、腹痛、下痢、血便、痔瘻などの主症状が慢性的に起きます。
また潰瘍、穿孔、瘻孔、膿瘍(後述します)といった重度の症状が特徴であり、この病は根治することができない『特定疾患(指定難病)』です。
クローン病と似通った症状の仲間には『潰瘍性大腸炎』という病気があります。こちらも特定疾患であり、根治することは現代医学ではできません。
症状としましてはクローン病と同様に発熱、腹痛、下痢などがありますが、病変部位としては大腸のみに潰瘍ができるという点と、潰瘍より進行しない(穿孔、瘻孔、膿瘍にはならない)という点で異なります。
そしてクローン病や潰瘍性大腸炎、ベーチェット病といったお腹の特定疾患は『炎症性腸疾患(IBD)』と総称され、クローン病はCD、潰瘍性大腸炎はUCと呼ばれます。
日本での患者数は現在4万人ほど。この10年で8000人くらい増えています。これは純粋に増えているのではなく、昔より潜在的なクローン病を発見(診断)できるだけ医療の水準が高くなったからと思われます。
ちなみに男女比は男:女=2:1で、男性のほうが多い傾向にあります。
余談ですが、クローン病の『クローン』とは、
1932年にニューヨークのマウントサイナイ病院の内科医クローン先生らによって、限局性回腸炎としてはじめて報告されました。発見したクローン先生の名前であり、『複製』という意味のクローンとはまっっったく関係ございません。
次回、『クローン病の原因は?』に続きます。
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