第5-1章きくらげ的:【健康食品と化粧品】カテゴリー別 NG言葉・OK言葉 大全

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『きくらげ的:【健康食品と化粧品】カテゴリー別 NG言葉・OK言葉 大全』

今回と次回併せて最後、各種カテゴリー別にNG言葉とOK言葉を具体例で挙げていきます。
今回は健康食品を軸に例に挙げていきます。
次回は健康雑品(道具など)を軸に挙げていきますので、是非併せて一読ください。
当方、専門家ではありませんので間違いもあるかもしれませんし、保障はしかねますので、気になるところがあったらご自身で調べてくださいませ。

それでは、長くなりますので目次から読みたいところへスキップしてください。

免疫力に働きかける系

『免疫力アップ』→医薬品的な効果効能として捉えられてしまうためNG。

免疫力に関する表現を言い換えたい時の具体例

NG例

「免疫力があがる」
「免疫UP」

OK例

「体力維持のために」
「健康のために」

かなり気難しいですね。『免疫力』という言葉を用いた結果、違反となった事例が多数ありますので、直接的に『免疫力』という言葉自体が、表現することは難しいです。
免疫力が向上したか否かなんて、自覚できるわけもありませんからね。血液検査でもしないと。

そもそも病人でなければ白血球数は基準値内でしょうから、一般の人がより良く丈夫になろうと思って免疫力に働きかける健康食品を積極的に摂ったとして、血液検査しても当然基準値内であることに変わりはありませんから、変化なんてわかるもんではないですよね。

たから『免疫力』はNGなんですね。
やはり『サポート』とかが無難で適正かと。

『免疫力向上』の代わりに『元気』という言葉で代用しようと考えるのは良しですが、ここも注意です。
NG
『元気が出ないあなたに』
OK
『元気でいたいあなたに』

これは『出ない』がダメなんですね。『足りない』もダメ。『出ない・足りない』→『出る・満たされる』といった変化を彷彿させるのでダメ、なんだったと思います(ちょっと自信ない)

『元気でいたい』でしたら『維持的な表現』なのでセーフ。

免疫とは少し違いますが、『疲労』も同様に健康食品では認められていない言葉なのでNGです。そのため、『夏バテ』も『暑さでくたくた』も『疲労』と関連するのでNG。
こういうとき、やはり単独で用いずに『元気』という言葉を挿入することでセーフとなる場合があります。
「夏バテで元気のない方に」
など。ただ、グレーっぽいです。

 

腸内環境系

身体や症状に効果がある表現、またはそれを暗示させる表現は薬機法違反になる可能性があります。

また、直接「便秘」「腸内環境を改善」と言っていなくても、「お腹」や「肌」など、身体の一部を特筆することでそこに作用すると思わせる表現もNGです。

NG例

「便秘が解消される」、「お通じが良くなる」、「腸内フローラ改善」「善玉菌が増える」、「悪玉菌が減少」、「腸内環境が整う」※これダメ!、「お腹の張りがなくなる」、「消化不良を改善する」、「お腹の調子はいかがですか」

OK例

「日常的な腸内の健康維持に」

などの抽象的な表現や、身体への効果ではなく気分的な意味合いで使う「朝からすっきり」などの表現であれば可とされる場合があります。

●使い回しやすい言葉:
腸まで届く
朝からスッキリ
気分爽快
善玉菌を応援
善玉菌を補う
毎日の健康を支える
元気

NG例

『腸内環境を整える』

OK例

『内側から身体環境を整える』
『中から身体をきれいにする』
『体内環境をサポートする』

といった置き換えが望ましいです。

抄訳に関しては広告審査会では「自然に近いお通じ」、「自然な感じのお通じ」はOKとしています。
ただし、「自然なお通じ」は承認された効能を逸脱する恐れがありNG。
『近い』・『感じ』という抽象的な表現を用いるのことで『保証的な表現』に該当しないようにします。

 

ダイエット関連

これは難しい。『身体の一部』をつい言葉にしがちですよね。身体に直接変化を与えると捉えられる表現や、健康食品の摂取で痩せる、または太らないと暗示するのはNGです。

NG例

「脂肪燃焼」、「体重が減少する」、「○○kg減量」、「-○○cm」「痩せる」、「食欲を抑える」、「デトックス効果」、「ぽっこりお腹に」、「お腹が凹む」、「脚がほっそり」、「どんどん落ちる」、「ダイエット(この単語のみの表現)」、「二の腕(などの特定部位)」

ただし、置き換えダイエットとして使う健康食品の場合は、「ダイエット」、「痩せる」という表現が使えます。
※『2ヶ月で10kg痩せる』のように『物凄く痩せる効果』はNG。

認められている範囲は6ヶ月間で4~5kg程度です。この範囲内なら『痩せる』と表現してもOKです。
※運動や適切な食事制限なく、その商品のみで痩せるといった表現はNG

ダイエット関連は、栄養補助による『ダイエットサポート』であることを伝えるのがポイントになります。『ダイエットという言葉単独』では直接的作用になってしまうのでダメで、『ダイエットの助けになる』的な表現が適切になります。

OK例

「健康的な生活習慣をサポート」
「食生活の補助に」
「運動や食事と合わせて、体作りをサポート」
など抽象的な表現へ言い換えるのが望ましいです。

NG例

「脂肪燃焼サプリ」は、OKな「ダイエット中の栄養補給サプリ」へ置換。

●使い回しやすい言葉:
栄養補給に役立つ
ダイエット時の栄養補給
ダイエットをサポート
健康な身体づくりをサポート
気分をリフレッシュ
元気はつらつ
毎日イキイキ生活できる
生活リズムを整える
ダイエットを頑張るあなたに
ダイエットに足りない栄養素を補給
ダイエット時の栄養補給
ダイエットをサポート
毎日イキイキした生活に
体力作りをサポート
気分リフレッシュ
元気みなぎる
やる気アップ
生活リズムを整える

ダイエットとは違いますが、『バストアップ』も体の一般的増強を謳っているのでNGです。

 

美容関連

健康食品の場合はやはり「肌」「髪」などに治癒・治療的な効果があると暗示させる表現はNGになります。特定の部位にもなりますし、難しいです。

NG例

「シワがなくなる」、「肌が若返る」、「アンチエイジング」→重要!
「シミが消える」、「ニキビが治る」、「美白」、「美肌」、「抗酸化」

OK例

美容におすすめ
美しい
綺麗
美の秘訣
ハリのある毎日
軽やかな生活
女子力アップ

薬機法で許可されている特定部位に使える表現の例 (化粧品の場合):
肌にハリを与える
肌にツヤを与える
肌を滑らかにする
乾燥による小じわを目立たなくする
ムシ歯を防ぐ
歯を白くする

美肌」は「肌を美しくする=身体の構造・機能に作用する」ことを暗示しているとみなされ、薬機法違反となります。
この場合、「美肌」という文言は使用せず、「肌の成分コラーゲン配合サプリ」などの表現を用いるといいでしょう。
たとえば、

NG例

『美肌の成分コラーゲン配合サプリ』
『○○は肌を支える成分です』

OK例

『肌の成分コラーゲン配合サプリ』
『○○は美容に欠かせない成分です』

こんな体験談でもNGになります。
「肌がキレイになったと言われた」
OK表現は
「美意識高いねと言われた」
など。これ微妙ですよね……。

化粧品も健康食品と同様に複雑で、専門家でないと判断できないことも多々あります。
化粧品における表現は、日本化粧品工業連合会が規定した【化粧品等適性広告ガイドライン】を確認しましょう。「頭皮、毛髪を清浄にする」「肌にはりを与える」など、適切な56項目の表現が明確に定められています。
化粧品等適性広告ガイドライン
https://www.jcia.org/user/common/download/business/advertising/JCIA20200615_ADguide.pdf

 

⚠️ココが大事!

『アンチエイジング』という表現は、化粧品や医薬部外品の広告では薬機法で禁止されています。

これは、若返りや老化防止などの効果を暗示する表現として認められていないため薬機法で規制されています。
しかし、その代わりに、年齢に応じたケアを意味する『エイジングケア』という表現は、一定の条件を満たせば使用できます。

『アンチエイジング』の代わりに使える表現↓

①エイジングケア:
年齢に応じた肌の変化に対応するケアであることを明示し、若返りや老化防止を意味する表現は避ける必要があります。例えば、「年齢を重ねた肌にうるおいを与える」、「肌の乾燥を防ぐ」といった表現が適しています。

②年齢に応じたケア:
より一般的な表現で、「年齢に応じた肌の状態に合わせたお手入れ」といった意味合いで使えます。

③ハリ・ツヤを保つケア:
肌のハリやツヤを維持することに焦点を当てた表現です。

④肌の機能サポート:
肌の機能(例えば、バリア機能)をサポートすることを強調した表現です。

⑤肌の悩みを解決するケア:
具体的な肌の悩み(例えば、シワ、たるみ、乾燥)を解決するケアであることを明示する表現です。

まぁ、ケアとかサポートで文章作るしかない!

『エイジングケア』と表現する場合でも、若返りや老化防止を意味する表現は避ける必要があります。

●『エイジングケア』を使用する際の注意点
年齢に応じたケアであることを明示する注釈を付け、若返りや老化防止を暗示する表現は避ける必要があります。→アンチエイジングと同じになっちゃいますからね。
そのため、効能効果の範囲内で使用する必要があります。
例えば、「エイジングケア」と単独で表現するだけで、シワやたるみを改善する効果があることを意味していることになりますのでNG。

「エイジングケア」という表現は、化粧品や医薬部外品の効能効果の範囲内で、年齢に応じた肌の変化に対応するケアであることを意味するものであり、若返りや老化防止を意味するものではないことを明確にする注釈をつける必要があります。

 

その他、あまり調べられなかったので一気に紹介します

OK例は最後にまとめて紹介します。

育毛関連

NG例
「育毛サプリ 」

OK例
「美容院が開発したサプリ 」

「育毛サプリ=毛を育てること」を意味し、体の変化を表現しているため違反となります。

関節関連

NG例

「ひざの痛みに」

OK例

「毎日元気で歩ける喜び」

NGは「ひざの痛みがよくなる」ことを示唆しているため違反となります。

睡眠関連

NG例
「寝つきが良くなる」、「不眠症」、「ぐっすり眠れる」、「睡眠障害を改善」

筋肉関連

NG例
「筋力アップ」、「筋肉増強」

精力関連

NG例
「精力が増す」、「性欲が高まる」、「男性機能回復/改善」、「勃起」「○○cmアップ」

更年期関連

NG例
「更年期の女性に」、「毎日のイライラに」、「精神安定」

免疫関連

NG例
「免疫」、「免疫力アップ」、「疲労回復」

目関連

「視力の低下に」、「夕方ピントが合わない目に」

 

その他のこれらは、いずれも
OK例

「〇〇をサポートする」
「〇〇の維持に役立つ」
「〇〇の活動を応援する」
「〇〇を補給する」
「〇〇を活性化する」 (ただし、具体的な効果を暗示しない範囲で)

などでOKになるようにします。

どの商材でも共通して、病気や疾患の予防・改善を謳えないことはもちろん、それを思わせる症状を記載したり、身体の一部に言及しながら変化や効果効能を遠回しに示唆するのもNGということが言えます。

生活習慣や日常の栄養補助、あくまでサポートであることを前提として、事実に沿った範囲で広告表現を検討することが重要です。

サポートやケアを用いた言い換え例としては、

「リラックスしたいときに」 →「リラックスタイムのお供に」
「筋力アップ」→「トレーニングのサポート」
「口臭予防」 →「ミントの香りで口臭ケア」
「目が疲れる方に」→「パソコンやスマホをよく使う方に」

このようにするのが望ましいでしょう。

 

一言でまとめ

極端な言い過ぎに注意!安全を保障しない!直接的な表現をしない!
とにかく抽象的で間接的な表現にする!
わからなかったら何でも調べまくる!

サポート、ケア、役立つ、応援、補給、常套句だけでも覚えておいて、そこから意味合いを派生させて表現の幅を広げる。

困ったら薬事法ドットコムさんへ!

薬事法ドットコム

最後の最後に一番ありがちなNG表現を1つ。
NG
「これを飲み始めてから調子がいい」
OK
「調子よくいたいから、これからも飲み続けます」

本当にやってしまいがちですよね。よくよく注意しましょうね。
私も気をつけて投稿していきます。

 

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