さて、いよいよ本番です!
ここまでで患者本人が頑張ることはおおむね終了です。ここから先は先生方の仕事です。
『検査ではどんなことするの?』についてお話していきます。
検査の様子・痛くない?麻酔使える?
まず検査室に入る前に『ガスコン液』を飲みます。
これはお腹の中の泡を消す薬ですね。そして検査室に入ります。部屋は最初は明るいです。看護師さんたちがバタバタと駆け回り準備をしています。
患者さんは背中を先生側に向けてベッドに横になります。
看護士さんが血圧計を腕に巻き、パルスオキシメーターを指に嵌め、そして肩に腸の動きを止める薬を筋肉注射します。
この注射は結構痛いですが、痛いとわかっていれはなんてことありません。
こうして準備が整いましたら医師の出番です。
場合によりますが、私の場合は三度の手術の影響で腸管の癒着も酷く、また腸管が折れ曲がっている箇所がある為、内視鏡が挿入できないほどの耐え難い激痛があります。そのため、麻薬系の麻酔を使っています。
この麻酔は意識を落とす薬ではありません。夢の中のような感覚で、痛みもあり会話もできますが、検査後には検査中のほとんどの記憶がなくなります。まさに夢です。
※ちなみに、麻薬系の麻酔なのでこの薬を注射できるのは医師だけです。
こんな麻酔を使わなければならない理由は激痛だけではありません。
大腸内視鏡検査は、検査中に体位を変えたり、体調に異変がないかなど口頭で確認をしながら進めていきます。そのため、患者の意識があり、会話ができる状態で行う必要があるからです。
ですから完全に眠らせるような麻酔は原則的に使ってくれません。
あんまりにも!病状が酷すぎてどうにもならない最悪なコンディションの場合のみ、医師の判断で意識を落とす麻酔を使いますが、これを用いると血圧や酸素濃度も下がりなにかと危険を伴うので、医師サイドは可能な限り避けます。
ですので、「無痛でやりたいから麻酔を使ってほしい」といった要望は多くは却下されます。
少し意識をふわふわさせてくれる程度のでしたら使ってくれますが、痛みはなくなりません。
ですが、これはあくまでも私たちIBDの場合です。
一般の方の場合ですとほとんど痛みはありませんので痛みも麻酔も心配いりません。無痛という方のほうが多いです。私がちょっと特殊なだけです。
検査の様子・カメラ挿入
麻酔が効いたらいざ内視鏡挿入です。部屋は暗くなり、肛門には軽い麻酔が配合された潤滑ゼリーをたっぷりと塗りこまれ、内視鏡にもゼリーをたっぷりとつけ挿入します。
そこから先は医師の指示に従って、仰向けになったり、身体を捻ったり、お腹を押されたり、内視鏡の先から空気を入れて腸管を膨らませたりしながら、細部までしっかりと見ていきます。
ポリープ等が発見された場合はその場で切除しクリップを留置して止血したりもします。このときはチクっと一瞬痛いくらいですね。
ケースバイケースですがおよそ20~30分で検査は終了となります。
検査後は30分ほど処置室で休み、帰宅となります。言い忘れてましたが、車での受診は原則厳禁です。場合によっては運転できない体調になることもありますので。
あとの注意点は、その場で検査結果はでないことです。
ある程度のことはモニターを見てる医師はわかってはいますが、詳細は画像をしっかりと見ての判断になりますので、検査結果は次回の外来になります。
それまで少々不安かもしれませんが、座して待つしかありません。
特にポリープ切除等で傷をつけていない限り、食事は普通にして大丈夫ですので、美味しいご飯を食べましょう。
まだまだ語りたいことはありますが、大腸内視鏡についてはひとまずはこれにて終了です。
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