7月の映画まとめ(2026)
このシリーズは、きくらげの映画鑑賞メモです。
ネタバレを避けた軽いあらすじと、見終わった直後の印象だけを残しています。
今月はホラーが中心でしたが、超常現象、POV、サイコスリラー、ファウンド・フッテージなど、同じホラーでも方向性はさまざまでした。B級も含めて作品ごとの演出や構成の違いも楽しめた、非常に濃い一か月になりました。
※この記事ではネタバレを避け、個人視聴ログとして簡単な感想のみをまとめています。レビュー評価はしていません。あくまでも個人の印象です。
一部の作品については、別館にてネタバレ込みで深掘りトークを行っています。
興味のある方は、別館「ホラー館」ラベルをご覧ください。
■ SCREAM BOAT(2025・アメリカ)
監督:スティーヴン・ラモルテ
【あらすじ(ネタバレなし)】
深夜のニューヨークを運航するフェリーに、多くの乗客が乗り合わせていた。
日常の移動手段だったはずの船内は、突如現れた小さな異形の存在によって一変する。
狭い船内で次々と犠牲者が出始め、人々は逃げ場のない状況へ追い込まれていく。
可愛らしい見た目とは裏腹に、その存在は容赦なく乗客へ襲いかかる。
生き残った人々は協力しながら船内を移動し、脱出の糸口を探していく。
ブラックユーモアを交えながら進む、スプラッター色の強いモンスターホラー。
▶感想:
かなりB級らしいノリの作品でした。ただ、ノリだけ。発想は面白いものの、全体としてはかなり雑。ネズミの怪物の縮尺かシーンによって違ったり、カットを割りすぎてて同じ空間感が薄かったり、船という閉鎖空間を活かせてなかったり。スリラー要素も薄い。B級として割り切るための武器を、どれも振り切れていない。
他のネズミのパブリックドメインのホラーでもそうだけど、まだディズニーに遠慮してるというか、あのネズミを怪物にする覚悟が足りてない。パブリックドメインになった題材でホラーをやるなら、遠慮した時点で負けに近い。と厳しいこと思った。
ゴアはそれほど強くないのでビギナーさんには優しいほうかも。『テリファー』を演じたデヴィッド・ハワード・ソートンのネズミの不気味な動きは良いですね。
■ カラダ探し THE LAST NIGHT(2025・日本)
監督:羽住英一郎
【あらすじ(ネタバレなし)】
かつて「カラダ探し」を経験した者たちの出来事から数年後。
新たな高校を舞台に、再び”赤い人”の怪異が現れる。
巻き込まれた生徒たちは、終わらない死と復活を繰り返しながら、呪いの真相へ近付いていく。
恐怖のルールは受け継がれながらも、新たな展開や人物関係が加わっていく。
仲間との協力や葛藤を経て、それぞれが生き残るために行動を始める。
都市伝説と青春要素を組み合わせた、サバイバルホラー。
▶感想:
前作以上にエンターテインメント性を強くした印象でした。テンポは良いものの、怖さよりアクション寄り。というより赤い人のルールに関してほとんど説明がないからルール縛りホラーの怖さがなにもない。ゴアもまったくなし。ただ原作通りの友情・努力・勝利の群像劇だけはちゃんと残せてた、という印象ですね。
■ キック・アス/ジャスティス・フォーエバー(2013・アメリカ)
監督:ジェフ・ワドロウ
【あらすじ(ネタバレなし)】
ヒーローとして活動を続けるデイヴは、新たな仲間たちとチームを結成する。
一方で、かつての因縁を抱える敵もまた勢力を拡大し、大規模な戦いを企てていた。
一般人がヒーローになるという流れはさらに広がり、街にはさまざまな自警団が現れる。
それぞれが正義を掲げる一方で、現実はより危険な方向へ進んでいく。
ヒット・ガールもまた、自身の生き方について悩みながら新たな選択を迫られる。
前作以上にアクションと群像劇の要素を強めた続編。
▶感想:
なにげに1作目はリピートしてるのに2作目はあんまり観てなくて記憶も薄くて、観てみたらアクションは相変わらず見応えがありました。ただ、前作ほどのまとまりや勢いは感じませんでした。キック・アスの良さが潰れてただの某ヒーローの下位互換なストーリーですね。でも、面白いは面白いです。前作観た人は続けて観ると良いかと思います。
■ バーバリアン(2022・アメリカ)
監督:ザック・クレッガー
【あらすじ(ネタバレなし)】
仕事のためデトロイトを訪れた女性は、予約した民泊に到着すると、すでに見知らぬ男性が宿泊していることを知る。
悪天候も重なり、一晩だけ同じ家で過ごすことになるが、家の中には説明のつかない違和感が残っていた。
地下へ続く通路や不可解な部屋を見つけたことで、不安は次第に現実の恐怖へ変わっていく。
物語は視点を変えながら進み、それぞれの人物が家に関わる理由も明らかになっていく。
やがて、この家に隠されていた異常な過去が姿を現し始める。
先の読めない展開で観客を翻弄するサスペンスホラー。
▶感想:
初見でしたけど、前半の緊張感は非常に秀逸でした。中盤以降は方向性が変わりますが、最後まで飽きずに観られます。『IT/イット それが見えたら、終わり』のペニー・ワイズを演じたビル・スカルスガルドがまた良い雰囲気醸してるんですよねぇ。また、設計の穴という意味ではなく、設計上ちゃんとあるけどあえて描いてない余白、そこを想像して考察する余地が多く、観たあとも楽しめる作品でしたね。怪物は誰か?そんな感じ。前日譚とか1本作れるだけ、設計の強さがありました。是非観たいところ。
ザック・クレッガーの今後にも期待したくなる作品でしたね。
■ テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014・アメリカ)
監督:アダム・ロビテル
【あらすじ(ネタバレなし)】
アルツハイマー病をテーマにした学生ドキュメンタリーの撮影班は、高齢女性デボラ・ローガンの生活へ密着取材を始める。
最初は認知症による症状だと思われていた行動だったが、次第に説明のつかない異変が増えていく。
家族も医師も原因を理解できず、不穏な出来事は撮影中にも続いていく。
調査を進めるにつれ、デボラの過去や土地にまつわる出来事も浮かび上がる。
やがて撮影班自身も異常現象へ巻き込まれ、記録映像は恐怖の記録へと変わっていく。
ファウンド・フッテージ形式で描かれるオカルトホラー。
▶感想:
演技力と空気作りが非常に良かった作品です。POVですけど見やすいほうかな。学生の人物像の描き方もリアリティあって良かったてす。全体的にバランス良かったものの、一方で、扱う題材には少し危うさも感じました。医学的な説明の多さと異変。怪異なのかアルツハイマーなのかの切り分け、こういうのは観客がなにを持ち帰るかという部分があって、「アルツハイマーってヤバい」っていう偏見を持ち帰りそうな部分がありました。あと、架空の民族と架空の儀式ではなく、実在の民族で架空の儀式は、これは瑕疵だと思う。批判されてもおかしくない。
こういうとこ惜しいです。この惜しさがなければなかりの上作でしたね。
■ セッション9(2001・アメリカ)
監督:ブラッド・アンダーソン
【あらすじ(ネタバレなし)】
アスベスト除去を請け負う作業員たちは、閉鎖された精神病院の解体作業を引き受ける。
広大で静まり返った施設は独特の空気に包まれ、作業員たちは少しずつ精神的な違和感を覚え始める。
院内には過去の患者記録や録音テープが残されており、その内容は次第に不穏さを増していく。
仕事を進めるほど、仲間同士の関係にも少しずつ亀裂が入り始める。
静かな病院には目に見えない不気味さが漂い、現実と心理的恐怖が重なっていく。
派手な演出ではなく、不安感を積み重ねていく心理ホラー。
▶感想:
静かな恐怖を積み重ねる演出が印象的でした。派手さはありませんが、じわじわ効いてくる作品です。実際の美しい廃病院をフルで使った撮影で、現在は原形は正面の建物だけで他は取り壊されリフォームをされてるそうで、この映画は当時の美しさが見れるという意味でも価値がありますね。過去に正しいと思った選択が、今となっては間違いだった、そんなふうに思わせるテーマで、それを建物や医療や人物などいくつもの形で重ねていて、観終わったあとも考察しがいのある一本でした。現在でも、振り返って考えるきっかけになる、そんな一本ですね。見事な作品でした。
■ ノロイ(2005・日本)
監督:白石晃士
【あらすじ(ネタバレなし)】
怪奇現象を追うドキュメンタリー作家・小林雅文は、ある女性の身の回りで起きる奇妙な出来事を調査し始める。
調査を進めるにつれ、別々に見えていた事件や人物が少しずつ繋がり始める。
霊能力者、失踪事件、古い風習など、さまざまな要素が複雑に絡み合っていく。
映像資料や取材映像を積み重ねながら、真相へ近付いていく構成となっている。
やがて、小林自身も逃れられない恐怖へ巻き込まれていく。
リアリティを重視したファウンド・フッテージホラーの代表作。
▶感想:
ドキュメンタリーとしての作り込みは一見丁寧なんですけど、ホラー要素の組み立てにはかなり粗がある、でもホラーファンでなかったらそういう粗さには気付かないってくらいには、バランスとれてました。当時の日本では珍しいPOVですが、うーん、個人的には今ひとつ。どうしてもツッコミところが多すぎて目立っちゃうし、TVのゴールデンタイムの特番みたいな、怖さよりも解明に振ってるから、ホラーらしさが薄い感じ。でも評価高かったのは確かな作品なので一見の価値はあるかと思います。
■ 学校裏サイト(2008・日本)
監督:福田陽平
【あらすじ(ネタバレなし)】
伊吹学園の生徒会長・藤原隼人は、学園内で相次ぐ不可解な自殺未遂事件に違和感を抱いていた。
調べを進める中で、生徒たちの間では「学校裏サイト」と呼ばれる謎のネットワークの存在が噂されていることを知る。
やがて隼人自身も、そのサイトの利用者たちが強制的に参加させられる危険な”ゲーム”へ巻き込まれていく。
参加者は次々と極限状態へ追い込まれ、学校全体にも不穏な空気が広がっていく。
現実とネットの境界が曖昧になる中、生徒たちは生き残るために行動を始める。
携帯電話文化が広がり始めた時代ならではの空気を取り入れた、学園サバイバルホラー。
▶感想:
携帯サイト全盛期らしい時代性が強く感じられる作品でした。ガラケー。サバイバルゲーム要素を軸にしたB級ホラーとして気軽に楽しめます。まぁ、パルクールが過ぎるんですけど。設定には粗さもありますが、当時ならではの雰囲気は印象に残りましたね。考えちゃダメ、映像だけ楽しむ。『高校生!パルクール・デスゲーム』みたいなタイトルだったら粗さは気にならないんですけどね、設定に無理があるんですよね。
ただ個人的に面白いのは、当時を思い出して、時代背景を考察するのが楽しかったです。ガラケーでネット、ケータイ小説、そのネタ。考えれば考えるほど色々でてくる。
■ WEAPONS(2025・アメリカ)
監督:ザック・クレッガー
【あらすじ(ネタバレなし)】
ある町で、多くの子どもたちが一夜にして突然姿を消すという異常事件が発生する。
保護者や教師、警察、それぞれの立場から事件の真相が追われていくが、証言は食い違い、不気味な共通点だけが浮かび上がる。
物語は複数の人物の視点を行き来しながら進み、少しずつ全体像が見え始める。
失踪事件の背景には、町全体を覆う異様な空気と過去の出来事が関係していた。
恐怖だけでなく、人間関係や罪悪感も丁寧に描かれていく。
群像劇とミステリーを融合させた、新感覚のホラー作品。
▶感想:
バーバリアンが良かったので観てみた初見。やはり、構成力が非常に高く、最後まで引き込まれましたね。視点の切り替えも効果的で、全体がきれいに繋がります。なに系?というのを意図的に先読みしにくくしてる、けど比較的早くバラしてくれる、なのにそこでたるまない、続きへ引き込むだけ強いストーリー展開。
バーバリアンとは全然違う作りなのに、どちらもこうも整理されてるとは驚きです。いずれも作り方が結末から逆算してるような、だから穴や粗さがないんですよ。とにかく丁寧。
ザック・クレッガーには本当に今後も期待したくなる一本でした。
■ プレゼンス -存在-(2024・アメリカ)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
【あらすじ(ネタバレなし)】
新居へ引っ越してきた一家は、家の中に何者かの気配を感じ始める。
しかし、その存在は姿を見せることなく、静かに家族の日常を見つめ続けていた。
家族それぞれが抱える問題や距離感が少しずつ浮き彫りになっていく中、不思議な現象も増えていく。
物語は一般的なホラーとは異なる視点から描かれ、観客は”存在”そのものを追体験することになる。
日常と非日常がゆっくり重なり、不安感が積み重ねられていく。
静かな演出で見せる心理ホラー。
▶感想:
かなり独特な見せ方の作品でした。派手さはありませんが、演出そのものを楽しめます。カメラワーク!監督が自らやったそうですが、監督が一番リテイクしたという、それだけ撮影に苦労してこどわりぬいた作品。観客のミスリードを覆す結末は綺麗で爽快。
ただ、全体的に静かでゆっくりで変化も少なく、どういうお話なの?ってなりやすそうだから、ホラー慣れしてない人には好みは分かれそうです。でもこれは逸品。とくに映像関係の仕事に就きたい人は勉強にもなると思います。
■ イマジナリー(2024・アメリカ)
監督:ジェフ・ワドロウ
【あらすじ(ネタバレなし)】
幼少期を過ごした家へ戻ってきた女性は、義理の娘が古いテディベアと遊び始めたことに違和感を覚える。
最初は空想上の友達だと思われていた存在だったが、次第に不可解な出来事が周囲で起こり始める。
子どもの想像力と現実の境界は少しずつ曖昧になっていき、家族も異変へ巻き込まれる。
過去の記憶や家に残る出来事も物語へ関わってくる。
家族は真相を探りながら少女を守ろうとする。
ファンタジー要素を取り入れたソフトホラー。
▶感想:
子ども向けファンタジー寄りの雰囲気でした。それしか感想かでてこないくらい。ブラムハウスの安心安全な優しいホラー。ホラー入門。ホラーというよりファンタジーアドベンチャー。
なのでホラーとしては物足りなさもありますが、見やすくまとまっていますし、とくに穴もなく、バランスは良いです。なので駄作ってわけじゃないです。大人には物足りないってだけ。家族向け作品としてなら楽しめる一本でした。
■ ラ・ヨローナ 泣く女(2019・アメリカ)
監督:マイケル・チャベス
【あらすじ(ネタバレなし)】
ソーシャルワーカーとして働く女性は、担当する親子に起きた不可解な出来事をきっかけに、古くから語り継がれる”泣く女”の伝説と関わることになる。
最初は現実的な問題として対応していたものの、家族の周囲では説明できない現象が相次ぐ。
子どもたちを守ろうとする母親だったが、恐怖は少しずつ日常へ入り込んでいく。
やがて彼女は、伝承に詳しい男の助けを借りながら対策を講じる。
伝説と現代を結び付けながら物語は進んでいく。
『死霊館』ユニバースに連なるオカルトホラー。
▶感想:
正直、これは、うーん…でしたね。中盤までは王道で良かったんですけど、そこから先で一気に崩れちゃったかな。ユニバースにしたこともとくに意味がない、繋がりがない、むしろユニバースにしたことで死霊館と比べられちゃうから作品の評価下げちゃう。
個人的には、このお話より、キーパーソンのラファエル神父の前日譚とか、別の事件とか、そういうの掘り下げたり展開したほうが絶対面白いし観たいと思いました。
■ ヴィジット(2015・アメリカ)
監督:M・ナイト・シャマラン
【あらすじ(ネタバレなし)】
姉弟は、これまで会ったことのなかった祖父母の家で一週間を過ごすことになる。
母親は同行せず、姉は滞在の様子をドキュメンタリーとして撮影し始める。
最初は穏やかな田舎暮らしだったが、祖父母の奇妙な行動が少しずつ目立つようになる。
夜になると守るよう言われたルールや、不自然な言動に違和感は強まっていく。
子どもたちは次第に異変の理由を探り始める。
日常の中へ静かに恐怖を忍び込ませるサスペンスホラー。
▶感想:
これはバランスとれてます。ホラーとユーモアのバランスが絶妙でした。派手ではありませんが、最後まで飽きずに楽しめます。POVやSkype映像なと映像という映像すべてが綺麗すぎるんですけど、これは意図的に見やすさを重視した結果だそうで、その狙い通りこの作品にはハマってます。もっとよくできる、っていう要素はあるのですが、深く闇や背景を描いてぐっとホラースリラーに強くすることもできたはずですが、それやると他の似通った作品になってしまいがちなので、この作品としてはこの作り方が正解たったようにも思います。軽快で爽快でちょっとコミカル、でもちゃんとホラー。
シャマラン作品の中でもまとまりの良い一本で、純粋に面白いです。
■ マローボーン家の掟(2017・スペイン/アメリカ)
監督:セルヒオ・G・サンチェス
【あらすじ(ネタバレなし)】
母親を亡くした四人きょうだいは、古い屋敷で身を寄せ合いながら暮らしていた。
家族だけで生活を続けようとする彼らだったが、屋敷の中では不可解な出来事が起こり始める。
長男は弟妹を守るため奔走する一方、外部には秘密を抱え続けることになる。
やがて屋敷の過去や家族に隠された出来事が少しずつ明らかになっていく。
恐怖と家族愛が重なり合い、物語は静かに結末へ向かう。
ミステリー色の強いゴシックホラー。
▶感想:
恐怖だけでなく、家族の物語として非常に完成度が高い作品でした。
伏線の積み重ねも丁寧で、見終わった後の印象も良かったです。
静かな余韻が残る一本でした。
穴はあるのですが、おそらく意図的にそうしたのかな。飛躍させるには必要だったような。この作品ってたとえるなら、子供の童話、昔話、寓話、そういうのを可能な限り現実的にして大人向けにした寓話、っていう感じが近いんですよね。だから、穴を埋めた設計にすると、重くなりすぎて、趣旨と違うホラーになってしまう、と思う。だからこれで良かったと思う。あとミア・ゴスの演技が強い。まだXやパールをやる前でサイコなイメージが定着してない頃にこのキャスティングは、上手い。
とにかく、結末が美しい、そんな逸品です。
●7月まとめ
今月はホラー作品を中心に観ましたが、その内容は実に幅広く、ファウンド・フッテージ、心理ホラー、オカルト、サスペンス、モンスターホラーまで、さまざまな恐怖表現に触れられた一か月でした。
特に『バーバリアン』『WEAPONS』『ヴィジット』『マローボーン家の掟』は、単に驚かせるだけではなく、構成や人物描写まで丁寧に作り込まれており、それぞれ違った方向性で高い完成度を感じられる作品でした。一方で、『学校裏サイト』や『SCREAM BOAT』のようなB級作品も、その時代性や発想を楽しむという別の面白さがありました。
全体としては、恐怖だけでなく、人間ドラマや社会性、演出手法の違いまでじっくり味わえる作品が多く、ホラーというジャンルの奥深さを改めて感じられた充実した一か月だったように思います。
本記事は鑑賞記録としての内容に限定しています。
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