眠れないのに眠くならない|クローン病発症前から続いていた私の睡眠障害
これまで睡眠については、『暮らしと健康カテゴリー』にて、
「どのくらい眠ればいいのか」
「夜中に目が覚めるのはなぜか」
「寝ても疲れが取れないのはなぜか」
「昼寝はしたほうがいいのか」
など、一般的な睡眠の考え方をいくつか整理してきました。
基本的には、
- 決まった生活リズムを作る
- 夜の睡眠を大切にする
- 長すぎる昼寝を避ける
- 日中は適度に活動する
- 睡眠環境を整える
といったことが、睡眠を考えるうえで大切になります。
ただ、今回は一般論ではありません。
きくらげ自身の睡眠の話です。
そして私の場合、これまで紹介してきた一般的な睡眠の考え方には、かなり当てはまらない部分があります。
今の私は心療内科へ継続して通院し、睡眠について医師と相談しながら睡眠導入剤の処方も受けています。
一方で、睡眠障害の原因については、はっきり一つに特定されていません。
さらに振り返ってみると、私の睡眠の特徴は成人してから突然始まったものでもありません。
母から聞いた話では乳児期から。
自分の記憶がある幼児期、学童期、思春期、成人後、そしてクローン病発症後まで。
ずっと「眠れない」、そして不思議なことに「眠くならない」という状態が続いてきました。
今回は、このカテゴリー内の「私がクローン病を発症するまで」の体験談シリーズで断片的に触れてきた睡眠について、睡眠だけを一本の軸にして改めて振り返ってみたいと思います。
※この記事は、きくらげ個人の睡眠障害とクローン病の体験談です。同じような睡眠パターンがある方に同じ原因や病気があることを示すものではありません。また、現在の睡眠方法や服薬についても、他の方へ勧めるものではありません。睡眠で困っている場合は、医療機関へ相談してください。
『きくらげ流』という完全自己判断我流ではなく、医療と相談しながら練り上げた『きくらげ専用に調整された睡眠サイクル』、として解釈してください。
- 始まりは、物心がつくより前だったらしい
- 幼児期のお昼寝――私はまったく眠れなかった
- 夜も眠れない。でも昼間も眠くならない
- 虚弱体質だった子ども時代
- 活動量が足りなかったわけでもない
- 身体は成長した。それでも睡眠は変わらなかった
- 高校時代――後から振り返ればクローン病発症前後だった可能性
- クローン病を発症してから、「眠くならない」が危険になった
- 「動ける」と「休まなくていい」は違う
- 一般的な睡眠改善も、もちろん試した
- 23時に布団へ入っても、眠れるのは朝だった
- 短い仮眠も、私にはほとんど成立しなかった
- 心療内科で加療を続けながら、睡眠の形を探した
- 現在、一番よく眠れるのは朝だった
- もしかすると体内時計の問題?でも診断名には当てはめない
- 休日の「昼寝」は4時間。でも睡眠時間を足しているわけではない
- 目的は「夜の不足分を足す」ではなく、疲労を抜くこと
- 4時間くらいが、私にはちょうどいい
- 「眠気」と「疲労」を分けるようになった
- 寛解を長く維持するうえでも、休息の考え方は大きかったと思う
- 一般論に当てはまらないからこそ、『自己流』だけで決めない
- まとめ
始まりは、物心がつくより前だったらしい
私自身には当然記憶がありませんが、母の話では、私は赤ちゃんの頃からあまり眠らない子だったそうです。
- 授乳のあとでもなかなか寝ない。
- 昼も夜も、他の赤ちゃんと比べると眠っている時間が少なかった。
- 眠っていても半分目を開けているようなことがあり、少しするとまた起きてしまう。
そんな様子だったと聞いています。
もちろん、乳児の睡眠にはかなり個人差があります。
当時の私は医療機関で睡眠障害と診断されたわけでもありませんから、
「赤ちゃんの頃から病的な睡眠障害だった」
と今になって断定することはできません。
ただ、その後の経過を振り返ると、
『少なくとも非常に幼い頃から、私は眠りにくい傾向を持っていたらしい』
ということは一つの事実として残っています。
また、同じ家庭環境で育った兄や弟には、母が気になるほどの同様の傾向はなかったそうです。
幼児期のお昼寝――私はまったく眠れなかった
物心がついた頃の睡眠については、自分でもかなり覚えています。
当時は子どもですから、親から、
「お昼寝しなさい」
とよく寝かされました。
でも、私はこれが本当に眠れませんでした。
- 布団には入る。
- 目も閉じる。
- 周囲は静か。
- それでも、まったく眠くならない。
寝たふりをしながら、
「まだ起きちゃダメかな」
と時間が過ぎるのを待っていた記憶があります。
今になって思えば、今回作った「昼寝はしたほうがいい?」の記事で説明した、
『昼寝は誰にでも必要なものではない』
という話の、かなり極端な例だったのかもしれません。
私の場合は、「昼寝の時間が短い」以前に、そもそも日中に睡眠へ入れなかったんですね。
その他の体調については、こちらで語っています。↓
夜も眠れない。でも昼間も眠くならない
そして問題は、昼寝だけではありませんでした。
夜もなかなか寝つけません。
- 布団に入っても眠れない。
- 眠っても浅い。
- 途中で目が覚める。
しかし、ここで私の睡眠の一番特殊なところがあります。
『夜に十分眠れていないはずなのに、日中に強い眠気が来ない。』
これです。
普通に考えれば、
夜眠れない
↓
睡眠不足になる
↓
翌日眠い
↓
眠気によって休息を取る
という流れを想像しますよね。
私の場合は、
夜眠れない
↓
睡眠不足になる
↓
疲れる
↓
でも眠くならない
↓
普通に活動できてしまう
↓
さらに疲れる
という方向でした。
「眠れない」こともつらいのですが、後になって考えると、
『眠くならないから、身体が休むタイミングを教えてくれない』
ことのほうが問題だったのではないかと思っています。
虚弱体質だった子ども時代
睡眠とは別に、私は子どもの頃からあまり身体が丈夫なほうではありませんでした。
- 風邪をひきやすい。
- 高熱を出しやすい。
- 疲れやすい。
- そして、とにかく食が細い。
体重も軽く、身体の発育もゆっくりでした。
後にクローン病を発症して主治医と詳しく問診をした際には、こうした幼少期からの身体の特徴もすべて話しています。
クローン病と診断されるずっと前から、消化器症状や体調面に何らかの特徴がみられるケースはあります。
ただし、私の幼少期の虚弱体質や睡眠障害が、そのままクローン病の前兆だったとは言えません。
ここはしっかり切り分けて考える必要があります。
私の場合、
『眠れないという特徴と、身体が弱く疲れやすいという特徴が、幼い頃から並行して存在していた』
ということです。
この頃の体調については、こちらで語っています。↓
※ただし、くれぐれもクローン病の予兆や原因などと誤解はしないでください。
クローン病を発症した私は、子供時代どんな体質や体調の子供だったのかな?という体験談です。
活動量が足りなかったわけでもない
「子どもなのに眠れない」というと、
昼間にもっと身体を動かせば眠れるのでは?
と思うかもしれません。
ただ、私は幼い頃から武道を続けていました。
身体を動かす機会が少なかったわけではありません。
むしろ、当時の体格や食事量を考えると、かなり動いていたほうだと思います。
- 食が細く、低体重で、疲れやすい
- その状態で武道も続けていた
今振り返れば、
『活動量不足よりも、むしろ身体に対して活動量が多すぎた時期さえあったのではないか』
と思います。
それでも、疲れたから早く眠れるということにはなりませんでした。
疲労と眠気が、私の場合はあまりきれいにつながらなかったんですね。
身体は成長した。それでも睡眠は変わらなかった
成長期になると、身体には大きな変化がありました。
二次成長期には身長が大きく伸び、成長痛も経験しました。
家系的に長身の傾向があることや、武道を続けていたこともあって、結果的には身体もしっかり成長しました。
一方で、体重はなかなか増えませんでした。
- 身長は伸びる
- 身体も動かせる
- でも細い
そして、睡眠については相変わらずでした。
ライフステージが変わっても、
「夜なかなか眠れない」
「眠りが浅い」
「でも日中それほど眠くない」
という傾向は変わりませんでした。
高校時代――後から振り返ればクローン病発症前後だった可能性
高校生の頃には、かなり体調が悪くなる時期もありました。
当時はまだクローン病とは診断されていません。
しかし、後に発症して主治医とそれまでの経過を振り返った際には、
『高校生の頃にはすでにクローン病が始まっていた可能性を考えられるだけの材料があった』
という話になりました。
しかし、ただ振り返った問診だけで当時本当にクローン病を発症していたかどうかは勿論確定されませんしできません。
その後、一時的にそれまでが嘘のように体調が良くなる時期もありました。
食べられるようになり、体重が増え、筋肉量も増えました。
20歳頃までは比較的調子の良い時期が続きます。
それでも、
睡眠だけはほとんど変わりませんでした。
ここは私自身、かなり重要だと思っています。
・体調が悪い時期だけ眠れなかったわけではない。
・低体重だから眠れなかったわけでもない。
『食べられるようになっても、筋肉がついても、体調が良くなっても、眠れないという特徴は残った。』
だからこそ、現在でも睡眠障害の原因を、
「クローン病だから」
だけで説明することはできないんですね。
この頃の体調については、こちらで語っています。↓
クローン病を発症してから、「眠くならない」が危険になった
クローン病を発症してからは、この睡眠の特徴がそれまで以上に問題になりました。
活動期の身体は、ただでさえ消耗します。
- 炎症がある。
- 食べられない。
- 体重が落ちる。
- 貧血になる。
- 脱水する。
- 腹痛や下痢もある。
当然、身体は休養を必要とします。
ところが私の場合、
『身体が疲れていても、眠気というブレーキがかからない。』
だから動けてしまいます。
- 仕事もできる。
- 家のこともできる。
- 普通に起きていられる。
- 「眠くないから、まだ大丈夫」
と思えてしまう。
でも、本当に身体が大丈夫なのかというと、そうではありませんでした。
疲労だけは確実に蓄積していきます。
クローン病の活動期には、これはかなり危険な状態だったと感じています。
「動ける」と「休まなくていい」は違う
これはクローン病を経験して、かなり強く意識するようになったことです。
- 身体が動く。
- 仕事ができる。
- 眠くない。
- だから休まなくてよい。
この4つは、イコールではありません。
特に私の場合、
『眠気を休息の目安にできない』
ということがわかりました。
一般的には、
「眠くなったら寝る」
という身体のサインを利用できます。
でも、そのサインがほとんど来ないのであれば、
- 疲労
- 体調
- 食事量
- 水分
- 血液検査
- 持病の状態
- 活動量
など、別の指標から意識的に休息を取らなければなりません。
これは、私が自分の身体を管理するうえで覚えなければならなかったことの一つです。
一般的な睡眠改善も、もちろん試した
では、
「自分は特殊だから仕方ない」
と最初から諦めていたのかというと、まったくそんなことはありません。
睡眠については、かなり長い期間、いろいろ試しました。
たとえば、
- 夜23時頃には布団へ入る。
- 朝は7時に起きる。
- 毎日同じ時刻を繰り返す。
- 多少眠れなくても、一定期間続けて身体を慣らす。
いわゆる生活リズムを整える方法ですね。
これは理屈としては理解できます。
実際、一般的な睡眠の改善では、規則的な生活や体内時計を意識することは重要です。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、睡眠環境や生活習慣を整えることが基本として示されています。
ただ、私の場合はうまくいきませんでした。
23時に布団へ入っても、眠れるのは朝だった
23時に布団へ入る。
↓
でも眠れない。
↓
0時。
↓
1時。
↓
2時。
↓
3時。
↓
それでも眠れない。
↓
結局、自然に眠れるのは朝方。
↓
そして7時には起床します。
当然、睡眠時間はほとんど足りません。
それでも、
「続ければ身体が慣れるかもしれない」
と一定期間続けました。
しかし結果として起きたのは、
『就寝時刻が前倒しされることではなく、睡眠不足が蓄積して身体が弱っていくこと』
でした。
一般的な睡眠指導でも、不眠がある人が必要以上に早く寝床へ入ることで、かえって寝つきが悪くなる場合があります。厚生労働省の睡眠指針でも、眠くないのに早く床へ入ることが不眠を悪化させる場合があると説明されています。
もちろん、これだけで私の睡眠障害の原因がわかるわけではありません。
ただ、
「規則正しい時刻に布団へ入れば、そのうち身体が順応する」
という方法が、少なくとも私にはそのまま当てはまらなかったことは確かです。
短い仮眠も、私にはほとんど成立しなかった
昼寝や短時間の仮眠も試しました。
- 15分。
- 20分。
- 30分。
しかし、そもそも寝つくまでに時間がかかります。
「20分仮眠しよう」
と思って横になっても、20分後まで一度も眠らない。
これでは仮眠として成立しません。
一般的には短時間の昼寝で午後の眠気を和らげる方法がありますが、それも「短時間で睡眠へ入れること」が前提です。厚生労働省の情報でも、短い昼寝は午後の眠気対策として紹介されています。
私の場合は、
『短時間睡眠そのものも苦手』
だったわけです。
心療内科で加療を続けながら、睡眠の形を探した
現在は心療内科へ継続通院しています。
精神疾患が原因と診断されているわけではありません。
睡眠について相談し、睡眠導入剤の処方を受けながら、長く試行錯誤を続けてきました。
そして最終的に医師から言われたのが、
「一般的な睡眠の型へ無理に当てはめるより、寝られるときに、寝られるだけ寝る形を作ったほうがよい」
という考え方でした。
つまり、
- 一般的に何時に寝るべきか。
- 何時間眠るべきか。
- 昼寝は何分までか。
という数字へ無理に身体を合わせるのではなく、
『自分の身体で実際に眠れる時間帯と休める方法を探す。』
私の場合は、そちらへ方向転換しました。
現在、一番よく眠れるのは朝だった
いろいろ試した結果、現在かなり安定しているのが、
『朝になってから眠る』
というスタイルです。
具体的には午前7時前後。
この時間帯に布団へ入ると、比較的早く眠れます。
そして、これまでと比べるとかなり深く眠れます。
9時頃に一度軽く目を覚ますことがありますが、その後もう一度眠ることができ、昼12時前後に起床します。
一般的な生活リズムから見れば、かなり特殊ですよね。
それでも私自身の感覚では、
人生の中で今が一番まともに眠れています。
- 寝つきが早い。
- 熟睡感がある。
- 途中で目覚めても再入眠できる。
- 睡眠時間がそれほど長くなくても、起床時のスッキリ感がある。
私にとってはこちらのほうが重要でした。
また、幸いなことに私の今の仕事は午後からですので、ライフスタイルにも合っていました。
もしかすると体内時計の問題?でも診断名には当てはめない
人の睡眠には体内時計、いわゆる『概日リズム』が関係しています。
そして、この体内時計には個人差があります。
睡眠関連でお話しましたが、NIHのNHLBIでも、自然に早く眠りやすい人、遅く眠りやすい人がいることが説明されています。
また、睡眠・覚醒の時刻が一般的な生活時間帯から大きくずれる「概日リズム睡眠・覚醒障害」という睡眠障害もあり、遅延睡眠・覚醒相障害など複数のタイプがあります。
では私がそれなのか?
それはわかりません。
この経過だけから、自分で診断名をつけることはできません。
乳児期からの睡眠傾向もありますし、クローン病、疲労、服薬、現在の生活環境など、考える要素はいくつもあります。
ここで言いたいのは、
「私は○○という病気です」
ということではなく、
『一般的な睡眠時間帯へ無理に合わせるより、自分の身体が実際に眠れる時間帯へ合わせたほうが、現在は睡眠状態が安定している』
という、私の場合の事実です。
休日の「昼寝」は4時間。でも睡眠時間を足しているわけではない
もう一つ、一般的な睡眠記事からかなり外れるのが休日です。
私は休日、昼間に4時間程度、布団で休むことがあります。
今回の「昼寝はしたほうがいい?」の記事だけ読めば、
「長すぎる昼寝」
ですよね。
一般的には長い昼寝や頻回の昼寝は夜間睡眠へ影響する可能性があり、厚生労働省の睡眠ガイドでも注意されています。
それでも私の場合は、目的が少し違います。
目的は「夜の不足分を足す」ではなく、疲労を抜くこと
私は、
「夜5時間しか寝ていないから、昼4時間寝て9時間にしよう」
とは考えていません。睡眠に仮眠という足し算はありません。
昼寝と夜の睡眠は切り分けています。
目的は、
『疲労回復のための休息時間を確保すること。』
- 部屋を暗くする。
- 静かにする。
- 布団へ入る。
- そしてゴロゴロする。
- 眠れれば眠る。
眠れなくても、それで構いません。私はもともと日中に眠くなりにくいので、
「寝なきゃ」
と思うほど、かえって眠れません。
だから、
『睡眠する時間ではなく、何もしない休息時間』
として扱っています。
4時間くらいが、私にはちょうどいい
これも自分で長く試した結果です。
休息時間が短すぎると、疲れが残ります。
逆に長すぎると、
- 身体がだるくなる。
- 腰が痛くなる。
- 起き上がるのがおっくうになる。
横になっている時間が長すぎること自体が負担になります。
いろいろ試した結果、
『4時間前後で区切る』
という形が、自分には一番合っていました。
当然ですが、これは一般の方へ「4時間昼寝しましょう」と勧める話ではありません。
むしろ一般的な昼寝の考え方からは外れています。
だからこそ、医療機関へ継続して相談したうえで、自分の身体に合わせて作った方法として紹介しています。
「眠気」と「疲労」を分けるようになった
ここまで来て、以前の記事で整理した、
『眠気と疲労は同じではない』
という話が、私自身にはかなり重要だったことがわかります。
私は長い間、
- 疲れている。
- でも眠くない。
という状態で生活してきました。
以前は、
「眠くないんだから、まだ動ける」
と考えていたところがあります。むしろ深く考えもしていませんでした。
でも今は違います。
眠くなくても、
- 身体が重い。
- 集中力が落ちている。
- 筋肉が疲れている。
- 脱水気味。
- 食事量が少ない。
- ストレスが強い。
- クローン病の体調が怪しい。
こうした状態なら休む。
眠気だけを休息開始のサインにしない。
これが、私にとってかなり重要な体調管理になりました。
寛解を長く維持するうえでも、休息の考え方は大きかったと思う
現在、クローン病は長期間寛解を維持できています。
もちろん、
「この睡眠スタイルにしたから寛解した」
という話ではありません。
クローン病の寛解維持には、
- 治療
- 定期検査
- 服薬
- 食事
- 感染症対策
- 体調管理
など、多くの要素が関わります。
そのため、一つの生活習慣だけを寛解維持の理由として断定することはできません。
ただ、きくらげ個人としては、
『自分に合った睡眠と休息の取り方を見つけ、疲労を限界まで溜め込まない生活へ変えられたことは、長期的な体調管理の大きな一要素だった』
と感じています。
少なくとも、活動期の頃のように、
眠くない
↓
動ける
↓
働く
↓
疲労が蓄積する
↓
それでも眠れない
という状態を繰り返すより、今のほうが身体への負担は明らかに少ないと感じています。
まぁそれはそうですよね、疲労の蓄積が健康に良いわけはありませんから。
一般論に当てはまらないからこそ、『自己流』だけで決めない
今回、一番伝えたいのはここかもしれません。
睡眠の記事には、
- 何時に寝る。
- 何時間寝る。
- 昼寝は何分。
- 朝日を浴びる。
- 毎日同じ時間に起きる。
など、たくさんの目安があります。
こうした一般的な指針には意味があります。
厚生労働省の睡眠ガイドでも、睡眠時間だけでなく、起床時の「睡眠休養感」や生活習慣、睡眠環境を含めて考えることが重視されています。
でも、
一般的な方法を試しても、どうしても合わない人もいます。
そのときに、
「自分は特殊だから好き勝手に寝ればいい」
と自己判断するのも違います。
私も現在の睡眠スタイルへいきなりたどり着いたわけではありません。
- 医療機関へ通う。
- 薬について相談する。
- 生活リズムを試す。
- 睡眠時間を変える。
- 休息方法を変える。
それらを繰り返して、ようやく今の形にたどり着きました。
まとめ
私の睡眠障害は、いつ始まったのかはっきりしません。
少なくとも母の話では乳児期から眠りにくい傾向があり、
幼児期には昼寝ができず、
学童期も夜眠れず、
成長しても、
体調が良くなっても、
クローン病を発症しても、
基本的な睡眠の特徴は変わりませんでした。
そして私の場合、最大の問題は、
『眠れないことだけではなく、睡眠不足でも眠くならないこと』
でした。
- 眠くないから動ける。
- 動けるから休まない。
- でも身体には疲労が蓄積している。
クローン病を発症してからは、とくにこの状態を放置できなくなりました。
一般的な睡眠改善も試しました。
- 昼寝も試しました。
- 生活リズムも整えようとしました。
それでも合わず、心療内科で加療を続けながら試行錯誤した結果、
今は、
自分が実際に眠れる時間帯に眠り、眠気だけを頼りにせず、意識的に休息を取る
というスタイルへ落ち着いています。
一般的な睡眠の目安は大切です。
でも、人間の身体は必ずしも全員が同じ形にはまりません。
そして一般論に当てはまらないときほど、
「だから自己流でいい」
ではなく、
医療と相談しながら、自分の身体に合う方法を探す
ことが大切なのだと思います。
私の場合は、その答えを見つけるまでかなり長い時間がかかりました。
でも今は、人生の中で一番まともに眠れています。
それだけでも、長く試行錯誤を続けてきた意味はあったと思っています。
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