指鉄砲で戦うスポーツ小説『Fバン!!』を作りました
今回は、いつもの健康や暮らしの記事とは少し離れて、個人創作のお話です。
スポーツ小説を作りました!
以前から少しずつ作っていた短編小説、
『Fバン!!』
が、ひとまず一作品として完成しました。
実はこの作品の原型は、ガラケー時代にあります。
長期入院中、病室で書いていたいくつものケータイ小説、その1つ。
当時はどこにも投稿せず、そのまま長いあいだ眠らせていました。
最近、当時やりたくてもできなかった「MatanGo Quest」の動画が一通り完成したことで、『やりたい欲』が再燃。
そして今回、その手始めに、1番短いこの作品のリメイクに着手しました。
ケータイに眠る古い原稿や設定をもとに、世界観や競技ルール、人物、文章を現代向けに大きく整理し直し、ようやく一つの作品として読める形まで仕上げることができました。
過去にも今にも、これまで一度も公開したことのない作品です。
→『Fバン』本編・全24話はこちら
[別館 『Fバン!!』ハブリンク】
作品紹介・『Fバン!!』ってどんな話?
もしも――
指鉄砲を作って、
「Bang!」
と撃つだけで、本当に相手へエネルギーを飛ばせる人間がいたら。
そんなところから始まった物語です。
作中では、この特殊な現象を研究上、
「DDEE(Distal Directed Energy Emission)」と呼び、
人体から放たれる未知のエネルギーを「パルス」、
その能力を持った若者を「バンナー」、そしてパルスを使った競技を「F-Bang――Fバン」と呼んでいます。
ただし、これはいわゆるデスゲームではありません。
殺傷能力が極めて低く、人を殺すどころか失神させることさえ難しい微妙な能力。当然、人を殺すための能力でもなく、裏社会の殺し合いでもありません。
また、陰謀や人体実験などもありません。
Fバンは、きちんとルールと安全管理のもとで行われるスポーツ競技です。
「早撃ち」。
「連射」。
「動く標的への射撃」。
「長距離射撃」。
そして――
本作のメインとなる花形競技、森や廃墟のような広いフィールドを使って戦う、実戦形式の「FIELD」。
主人公の三元周斗は、その中でもかなり変わった選手です。
射撃能力そのものは、決して一流ではありません。
むしろ普通のFinger-Bangだけなら、かなり不得意。
それでも、スタントマンを目指して培ってきた身体操作や格闘経験を武器に、独自の戦い方を組み立てていく。
ですが、単純に主人公が圧倒的に強い話ではありません。
長年FIELDを研究してきた選手。
射撃だけなら周斗よりはるかに上手い選手。
年齢による能力低下と戦う選手。
海外で独自の戦い方を磨いてきた選手。
圧倒的な身体能力と戦術眼を持つ選手。
いろいろな考え方と強さを持ったプレイヤーたちが登場します。
主人公だけの物語ではありません
『Fバン!!』を書いていて、かなり大事にしたのがここでした。
FIELDでは、
正面から戦うことだけが必ずしも正解ではありません。
隠れる。
逃げる。
誰かと組む。
誰かを助ける。
助けられる。
補給を確保する。
相手の癖を読む。
時には誰かを利用する。
そして――
必要なら、一人になる。
「射撃能力が一番高い人が、一番強い」
という競技では、ないのです。
だからこそ、登場人物それぞれに戦い方があります。
周斗には周斗のFIELD。
ヒロイン・三条愛理には愛理のFIELD。
オールドにはオールドのFIELD。
アサシンにはアサシンのFIELD。
そして、少佐には少佐のFIELD。
誰が強いかだけではなく、
「この人なら、どう戦うのか」
を楽しんでもらえる作品を目指しました。
アクションをかなり重視しています
毎月映画まとめ記事を書いてるので読んでくださっている方はご存じかと思いますが、私は映画が好きで、特にホラーなんですが、アクション作品も大好きです。
また自身も武道を嗜んでいるので『Fバン!!でも、アクションシーンはとくにこだわりました。
とりわけ、「映像として見える」を意識して作っています。
どこに誰がいるのか。
どこから撃たれたのか。
何を見て、何を判断したのか。
身体がどちらへ動いたのか。
なぜその一手を選んだのか。
そういった「思考」や「技」や「動きのつながり」が頭の中で映像になるように、慎重に丁寧に、かつ大胆に、を意識しました。
戦闘中はとくに、意図的に単語・短文・――(ダッシュ)・改行をとても多く使っています。
これは読みやすくするためだけではなく、
視線。
判断。
着弾。
回避。
一瞬の迷い。
そうしたものを、読者にも同じ順番で感じてもらうためです。
たとえば、視線を流してるシーン、一つ一つを瞬間的にしっかり把握してるシーン、刹那の間に頭の中を巡る思考シーン、一瞬の攻防を間延びさせてなにをしてるか見せるシーン。
文芸的な滑らかな文章にすることも可能ではありますが、どうしてもスピード感がだしづらく、また映像を頭の中に構築するまで時間がかかりがちです。
そのため、読むというより字面を見た瞬間に頭に浮かぶビジョンを優先したくて、このような文章設計になっています。
また同時に、ガラケー時代のケータイ小説の読み味も残すことができました。
ガラケー時代のケータイ小説は、小さな1画面で読みやすいよう短文や改行が非常に多いのが特徴でした。
あの時代も、文芸的な小説らしさの面は文章としては弱いですが、気軽に隙間時間に読めるというメリットと、書きやすい読みやすいというメリットがありましたね。
現在のweb小説の原型ですね。
私の当時の作品の雰囲気を残しつつ、アクションシーンを個人的な理想形に整えて、完成させることができました。
戦いは真剣で過激。でも、キャラクターたちは戦闘が終われば普通にくだらない話もします。
食事もします。
喧嘩もします。
仲良くもなります。
競技が終われば、敵だった相手とも笑います。
Fバンは戦いの話ですが、
ずっと戦っているだけの話にはしていません。
キャラクターイラストも制作しています
作品に合わせて、主要キャラクターのイラストも制作しました。
主人公・“ボーイスカウト”こと、三元周斗。
“24番”こと、三条愛理。
“オールド”こと、及川良。
“スナイパー玲二”。こと、遠藤玲二。
“真中”こと、真中鉄矢。
“虎トラッカー”こと、丸山小虎。
“アンドロイド早瀬”こと、早瀬聖也。
“グラップラー”こと、浦部巴。
“アサシン”こと、藤沢純。
そして――“少佐”。
競技ウェアは共通規格にしながら、
体格。
髪型。
靴。
小物。
着こなし。
射撃フォーム。
立ち姿。
などで、それぞれのキャラクター性を出しています。
本編だけでなく、数話ごとに制作裏話やキャラクターイラストも別館へ掲載していく予定です。
AI利用について
本作の制作では、新たな設定の整理、最初期文章の箇条書き叩き台、表現の微調整、ルールやポイントの整合性確認、キャラクターイラスト制作などの一部に生成AI(ChatGPT)を使用しています。
物語の基本構想、世界観、キャラクター、展開、勝敗、結末などは、15年前の原稿を元に作者自身で再設計しました。
生成された文章や案もそのまま採用するのではなく、あくまで叩き台や目安として使用。
作者自身が確認・加筆・修正しながら、六回の改定と校正を経て完成稿へ仕上げています。
本編は別館で公開します
本館はこれまで通り、健康・暮らしの記事を中心に運営していきます。
そのため『Fバン』本編は、創作物を自由に置いている別館側へまとめました。
全24話。
最初から順番に読むこともできますし、一覧から好きな話を選んで読むこともできます。
指鉄砲から始まった、小さな思いつき。そこからルールを作り、競技を作り、選手を作り、戦い方を作り、最後には一つの世界になりました。
スポーツもの。
アクションもの。
能力バトル。
そして熱い青春。
そんな作品です。
興味がありましたら、ぜひ『Fバン』の世界を覗いてみてください。
→『Fバン』本編・全24話はこちら
[別館 『Fバン!!』ハブリンク】
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